ねーちゃんは魔女
妹は、とてもたくましく、どっしりしていて、22歳の娘とは思えません
子供をもう育て上げたかのような貫禄です(わたしにはそう見える)
それは何故なのか・・・
そういえば、幼い頃・・・
わたしは妹に「ねーちゃんは魔法使い」だと、信じ込ませてきました
彼女はそれを信じ、とてもわたしに忠実でした
「人にわたしの正体をばらすと、あんた殺されるよ」 とか
恐ろしい言葉を使っていたなぁ
言いながらドキドキしてたのを、憶えています
(つーか、ねーちゃんは魔法使いだなんて、恥ずかしいので絶対口外してほしくなかった)
妹は、命がけで秘密を守っていたわけです
結局、妹は思い余って友達に相談し、嘘がばれてしまうのですが(相談するのも命がけだったハズ)
それまで、わたしの手となり足となり、実によく言う事を聞いてくれました
なんたって言う事を聞かないと、死に至るからです
アイスやジュース買って来てもらったり、そこのモノを取って手渡してもらうとか、ねーちゃんはとっても助かってましたよ
そのようにして、ぐーたらなアッキーが育ったわけです
しかし、その甲斐あって妹は、面倒見の良い子に育ったようです(やったね!!)
ちなみに母は、独り言がとても多く、その声も独り言にしては大きいし、なんだかリアルです
妹は中学生になるまで
「お母さんは絶対、クローゼット(というか、4畳半くらいの物置部屋)で人を飼っているんだ」
と思い、怯えていたそうです
きっと、さぞかし不安だった事でしょう
そう思うと、ほんとにかわいそうです
ごめんご
しかし、その甲斐あって妹は、少々の事には動じないたくましい子に育ったようです(やったね!!)