強敵現る 続
前回 の続きです。
続きにした事を後悔しています。たいした話ではありません。
先日会合がありまして、わたしもついて行ったわけです。
そこでのことです。
ある女性がいらっしゃいまして、わたしは彼女のことがずっと苦手でした。
地位もあり、キョーレツな威圧感のある方で、湯婆婆にそっくりなのです。(千と千尋の)
強欲な魔女のイメージ。老眼鏡をかければ、眼力さらにアップです。
20年前なら、間違いなく泣いてます。
会場について湯婆婆に会います、やいなや彼のライブが始まります。
湯婆婆は全く無関心なのに、止まりません。
もっと凄い話をすれば興味を持つと思っているのでしょう。
どんどん鼻は伸びていきます。
ついこの前、「NGOって何?聞いたことない」とか・・・言ってたくせに?
聞きたくない、恥ずかしい、この場を離れたい。
じりじりと後退していくわたし。
(一方的な)会話は、おうちの話になります。
「軽井沢にも家があるんですよ」
婆「そうですか」
はっきりした口調で、冷ややかにうなずく湯婆婆。
「いやー、たくさんありすぎて。売ってあげましょうか?(笑)」
婆「要りませんねぇ。時間もお金もありませんから。1円未満で!あはは」
なんだか胸がスッとして来ました。
これは、多分嫌味だろう。なのに嬉しそうにしている彼。
もうここで止めとけばいいのに・・・・
「芦屋にもあるんですよ」
婆「そうですか」
「・・・・芦屋に300坪なっ」
婆「そうですか」
「芦屋の坊ちゃんなんよ!」 (書くのが恥ずかしいですね)
婆「はぁ、そうですか~!似合いませんねぇ!!がはは」
おぉ!!なんと!!でかい声ですね。
しかも、笑っているようで笑っていない。
完璧です。
わたしは震える肩をとめる事が出来ず・・・
そして彼は、肩を落とし・・・
もうその後何も言いませんでした。
気持ちよかった、本当に、気持ちよかった。
湯婆婆という名の魔女に拍手喝采、弟子入り希望。
小事幸福。
単純最高。
特に利害関係がなければ、みんなこういう対応をするのだということを、分かって欲しい。
きっと、本人は気付かないでしょうけど。