鵜飼い
鵜飼いの季節です。
見物したことがありません。興味があります。
上司と鵜飼いの話になりました。
薦めておられましたよ。おもしろいらしい。
いくら鵜を使うのがうまくても、誰もが鵜匠になれるわけではないんですって。
鵜匠は世襲、つまり鵜匠の家に生まれた者にしか資格はないそうですよ。しかも男に限られる。
鵜匠の家に生まれた後継ぎは、小さい頃から親とともに舟に乗り込み、ただひたすら親の姿を見習うとのこと。
ただ・・・
「自分を見ているようで、可愛そうになる」とおっしゃってました。
餌を取り戻ってきて、飲み込む前に全部吐き出し献上す。
「女は鵜匠」と。
そしてわたしに向かって、
「まだまだこれからなんだから。良い鵜匠になれよ」
「1羽じゃなくていいんよ。鵜匠は、何羽も使うでしょう」
うーん、確かに。もつれもせず、すべての鵜を思うままに!
しかし、
鵜匠は世襲、ごく限られた人にしか出来ないのです。
鵜匠のような女、
あれもきっと、限られた人にしか出来ない業なんですね。
精精、1羽も操れませんよ。
おぉ・・・上司がたくさん。
胸が痛い。